chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

2009-01-01から1年間の記事一覧

レッチリのジョン・フルシアンテ、バンドを脱退

レッド・ホット・チリ・ペッパーズから、ギタリスト、ジョン・フルシアンテが脱退していたことを認めた。 http://johnfrusciante.com/このバンドはつくづくギタリストが辞めることの多いバンドで、フルシアンテは92年にもバンドを去り、その後、98年になって…

謎が解ける

数日前、id:joefreeさんのところにコメントしてから、日記のお題だったアンドリュー・ヒルをぼくも聴いていた。Black Fireの中に"McNeal Island"というヒルの曲があるのだけど、モンクからの影響が明らかに出ているヒルの曲の中でも、なんかモンクにそっくり…

ルル

今日はアルバン・ベルクの『ルル』(組曲版)を聞いている。 例によってブーレーズ指揮/NY響、ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)のもの。なんか今年に入ってブーレーズのソニー盤が作曲家ごとのボックス(シェーンベルクとか、ベルクとか)だったり、それと…

シェーンベルクを聞く

もともと特に何か目的があって聞いたわけじゃないんだけど、 シェーンベルクの『組曲』(作品29)にはまっている。 ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポランによる82年録音のソニー盤。ウェーベルンの透き通った感じが好きで、シェーンベルクはそう…

Zappa Medley from Hell

JAZZTOKYOのレビューで知ったのですが、ドイツのヘヴィメタル・ジャズバンド、Jan Zehrfeld's Panzerballettという人たちが、ザッパのカバーをやっている。Hart Genossen von ABBA bis ZAPPA(ACT)というアルバム名から言って、事実上のタイトルトラックな…

ECMカタログ2009/10

mixiのコミュニティで知ったのですが、ECMの最新版カタログ(2009/10年分)が公式サイトでダウンロードできます(pdf形式)。タワーレコードほか、協賛店でもらえるらしいのだけれども、タワレコどころか、全国チェーンのCD店なんてないところに住んでるので…

Håkon Kornstadの無伴奏サックス

Håkon Kornstadというマルチリード奏者がいる。 ノルウェーのジャズバンド、Atomicのメンバーだったのだが、やわらかさのなかに鋭い音を差し込んでいくような無伴奏ソロが面白い。彼の公式サイトでは新作『Dwell Time』(Jazzland)が全曲聞けてしまう。 ま…

Norah Jonesの70年代ソウルっぽい新曲

ノラ・ジョーンズの新曲"Chasing Pirates"がでました。公式サイト(音でます)や日本のEMIのサイトで聞けますが(壁紙プレゼントをやっていますが、視聴自体はWMPが開きます)、iTunes Storeで買っちゃいました。これまでとは傾向を変えましたよ、という…

菊地成孔『パンドラの匣』

「『パンドラの匣』オリジナルサウンドトラック発売!」 from 菊地成孔マネージャーの速報太宰治原作の同名映画の音楽を菊地が手がけたそうで(監督は冨永昌敬。菊地成孔がずっと音楽やってますね)、そのサントラアルバムが配信のみで発売になったので、買…

病室の音楽 - Mika Vainio

Mika Vainio / "STATION 15, ROOM 3.064" PARTS 1-5 (ATAK014, 2009)post-itさんの「デンシノオト」で取り上げられていて、おもしろそうだったので買ってみた。電子音楽グループPan Sonicの中の人のソロアルバムだそうだ。Pan Sonicは学生のときに実験音楽に…

David Sylvian / Manafon

デヴィッド・シルヴィアンの新作『マナフォン』をようやく入手しました。 David Sylvian / Manafon (Samadhi Sound, 2009)出たばっかりのころはザッパ時空にいて、とにかく聞いてないザッパ作品を買って聞くんだ、という意気込みでいっぱい。とうとう復刻な…

Zappa is the Walrus

ビートルズのリマスター盤が大方の予想通り売れまくっていますが、これまでひとっことも触れなかったのでお分かりのように、買ってないし買うつもりも今のところありません。リミックスなら、ラバー・ソウル、リボルバー、マジカル・ミステリー・ツアーはほ…

トゥールの白塗りパンツ、21st Century Schizoid Manを歌う。

The Human Experimenteなるバンドによるキング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」のカバーを買って聞いてみた。 情報源はFractalismさん。ロバート・フリップ自身がギターで、さらにトゥールのメイナード・キーナンが歌で参加しているという。この…

コズミックサイクラー

しばらく、うる星やつらにはまっております。小さいときから何度も見てるんですがね。ニコ動で「星空サイクリング」のラムちゃん(平野文)バージョンを見つけたりして、また気分も新たに見直している。 ♪らならならなうぇいほ〜TVシリーズのDVDボックスはム…

まだまだザッパ

まだ聴いてないの聴きてえ!という形でのザッパブームはまだ続いております。なまじ公式音源もブートも多い人だけにこうなってしまうと、買うことだけに没頭してしまうわけですけど、 (マイルスとプリンスも、そうなりましたハイ(゚д゚)/) iTunesで売ってる…

Beat the Boots!

久しぶりに古本/中古CD店めぐりに行ってきました。 この手のお店で遊ぶときの個人的なルールはいくつかあって、どれを使うかはその時々によるのですが、今回は本は300円以内、CDは1000円以下のものから選ぶことにした。予算は総額で2000円以内。 - 田中克彦…

Anthony Braxton / Six Compositions (quartet) 1984

アンソニー・ブラクストンの音楽は好きなのだけれど、そんなにたくさんは聴いていない。 やまほどレコードやCDは出ているのだが、廃盤・品切れが多いし、たいていは小レーベルのもので値段も高いからだ。しかしディスクにこだわらなければ容易に聞けるように…

今日のザッパ「宇宙のかけら」

今日もザッパ。ニルヴァーナなんかも久しぶりにきいたのだけど(いやほんとに。高校のころとか通学時に聞いていたんだけどねー。もう1,2年ぶりくらいかしらん)、別に書くことはないからねえ。お気に入りアルバムApostrophe (') を聞いたですよ。 初めて聴い…

Steve Vaiの自作解説

ザッパ・スクールの有名ミュージシャンでよく聞くのは、 チェスター・トンプソン(ウェザー・リポート)、エイドリアン・ブリュー(キング・クリムゾン)、ジョージ・デューク(ジャズ、ソウルいろいろ)、スティーヴ・ヴァイの4人で*1、だいたいこの順番な…

作曲家ザッパ

ザッパをよく聞くからといって、バンド出身者やザッパの曲を取り上げているほかの音楽家を聞くとは限らない。 というか、息子のドゥィージルのZappa Plays Zappaさえ、ネット上で見聞きできるものしか聞いてない。 今年のライヴ(流れてるもんですねえ。一番…

本日の収穫

今日もワゴンセール見てきた。 てっきりもう大々的なコーナーは終わっちゃってるだろうと思ったらそうでもなかった。 昨日までって張り紙があったんですがね、しれっとまだやってたよ。 売れてないんだろうなあ。だからってわけじゃないんだけど、前回買わな…

ティンゼルタウン・リベリオン

ここ数日はずっとザッパ、特に『ティンゼルタウン・リベリオン』を聞いているのだけれど、4人のリズム・ギタリスト(スティーヴ・ヴァイ、ウォーレン・ククルロ、レイ・ホワイト、アイク・ウィリス)の区別が結構大変なんだよね。ザッパとスライドギターのデ…

菊地成孔×爆問学問

世事に疎く、最近はさらにネット上の音楽ニュースすらみないので、さっきiTunesを起動して初めて知ったのですが、NHKの「爆問学問 爆笑問題のニッポンの教養」のテーマソングEPがiTunes Storeなどで今日から配信されています。ナタリーのニュース。「教養の…

Chris Potter's Underground / Ultrahang

今日はハムの日だったりする。8・6。サックス奏者Chris Potterの新作はUndergroundなるバンドのUltrahangはベースレスのカルテット(鍵盤=クレイグ・テイボーン、ギター=アダム・ロジャース、ドラム=ネイト・スミス)によるアブストラクト・ファンクだ…

ワゴンセール

久しぶりにCDやさんに行ったら、半額ワゴンセールをやってた(経営が危ないなんてことは、ないといいのだが)。収穫。 Kurt Rosenwinkel / Deep Song Joe Henry / Civilians 国内盤の半額セールって、ものによってはまだ輸入盤より高いから、選択が難しい。

クイーンのベストアルバム曲目当て

クイーンの新しいベスト盤が出るそうで、 公式サイトでは「曲目を当ててプレゼントを当てよう」大会をやっています。 1曲目は"We Will Rock You"だから全20曲のうち、2曲目以降を、という企画で、今は6曲目まで進んだ。 サイン入りアナログ盤はファンにとっ…

相次ぐ訃報

川村カオリ死んじゃった。 こういってはあれだけど、若い人ほどがんは進行が早いし、公表した時点で、なかなか再発せず生きていくのは難しいだろうな、と思った人は多いでしょうが、あっという間でしたね。テレビやヒット曲「ZOO」「神様が降りてくる夜」や…

5時になったらおうちへ帰ろう

ピンク・フロイドから『クイーンII』というのはこれまたまっとうな進み方である。 そうでもないかな。 Yes(手元にはClose To The Edgeしかないのだが)からQueen II、ならファンタジックな内容のロックアルバムということでつながるだろうけど、ピンク・フ…

アニマルズ/細野晴臣のスマイル

オーウェルの「動物農場」を読む ↓ ピンク・フロイドの『アニマルズ』を聞くこれはよくあるパターン、といっていいと思うのだが、豚が支配者層をあらわしてる以外はオーウェルとの共通点はないし、渋谷陽一がライナーで書いているような豚=資本家、犬=イン…

山下洋輔トリオ復活祭、行きたかったな。

アンテナや巡回リストに入れてるサイトでは、音楽関係じゃなくても山下洋輔トリオ40周年祭のライブ感想ばっかり引っかかる。 くそ、いいなあ。 たぶんこの先も見れないだろうなあ。こうして山下トリオに関しては活字とレコードでばっかり「聞く」はめになる…