chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

テッサ・モーリス=スズキ『北朝鮮へのエクソダス』

テッサ・モーリス=スズキ北朝鮮へのエクソダス 「帰国事業」の影をたどる』(朝日新聞社)を読んでいます。
去年は歴史・社会学方面の本はあまり読めなかったので、今年に持ち越しているのだけど、これは去年読んでおくべきだったなあ。なかなか市立図書館や、工学系の大学しかないところだと、参考文献にあたるのも難しいし……。

『辺境から眺める ‐ アイヌが経験する近代』を学生時代に読んで衝撃を受けて以来、モーリス=スズキの本はそれこそ新書レベルまで読んでいる。近現代の日本や、ポストコロニアリズムの時代を考える上で、欠くことの出来ない研究者だと思う。