chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

シフのベートーヴェン・ピアノソナタ集7巻

注文していたアンドラーシュ・シフの『ベートーヴェンピアノソナタ集 第7巻』(ECM)が届きました。
27、28、29番が入っています。2006年チューリッヒでのコンサート録音。

ECMのサイトユニバーサルの国内盤

コンサートということは、これを聴けた人がいるんだなあ、と思うとうらやましい。

目玉は「ハンマークラヴィーア」(第29番)だと思いますが、届いて3回ほど聴いている現段階では、去年エレーヌ・グリモーが出した28番(「皇帝」とのカップリング)を聴き比べているところです。

28番は第二楽章の非常に特徴的なリズムが好き。(付点がついてんだよね)
ここのとこ、グリモーの方が強くたたいていて、速度も速いです。
この場所だけならグリモーの方が好みなんだけど、全体の流れはシフの方がスムーズで聴きやすい。

全体的に、グリモーよりシフの方がゆったりですね。
ECMとDGで音の感じが違うから、余計シフの方がふんわりしている。

そしてさすがECM。弱音部がとってもきれいです。
ダイナミックレンジを広く取るかわりに、よけいなコンプレッサーかけてないからね。
しょぼいスピーカーでもそれくらいはわかる。

その辺はそのときの気分で聴き分けよう。

ほかの巻にも手を伸ばしてみようと思います。1枚の巻が国内盤で2800円なのは、新録なら大体どこも似たような値段だから、そんなもんかな、と思いますが、2枚組は5000円って書いてある

……2まいくみは5000えんってなんですかそのねだんゆにばーさるさん。

あんまり興味はない高価な新仕様、SHM-CDの2枚組だってもうちょっと安いのに。5000円はレジにもっていくのに勇気がいるぞ。

せめて3999円にしてください m(_ _)m
キース・ジャレットの2枚組と同じ値段で。)

いや、国内盤買わなきゃいいんだけど。ただでさえECMのあんまり売れないやつ、国内盤でないか、出ても追加プレスなしで入手不可能になるのがはやい現状も困るので……。