chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

Zappa is the Walrus

ビートルズのリマスター盤が大方の予想通り売れまくっていますが、これまでひとっことも触れなかったのでお分かりのように、買ってないし買うつもりも今のところありません。

リミックスなら、ラバー・ソウルリボルバー、マジカル・ミステリー・ツアーはほしいんですけどね。
聞いたことのある人はわかると思いますが、この辺のステレオ版(つまり、普通に手に入るもの)は楽器の定位が極端に左右にふれてて、ヘッドホンなんかで聞くと、ものすごく聞き疲れがするんですよ。僕がすきなのはこの3枚なんですがねー。でもリミックス版単独で売り出されても買わないな、やっぱり。

半ば冷やかしで、2600円まで値段上げやがった国内盤をちょっと見てみようと思って、レコードや行ったら、旧盤すら店頭に少ししかないのはどういうこっちゃ。

好きなのはポール・マッカートニーの曲、および歌が多いんですが、はっきりと苦手なジョン・レノンも何曲か好きなのがありまして、そのひとつが"I Am the Walrus"です。

ザッパは88年のツアーでこの曲をレパートリーに入れていて、生前公式に出た88年バンドのアルバムには入っていないんだけど、いろんなブートや動画サイトで演奏が見れます。
今年ダウンロード発売されたザッパのBeat The Boots IIIにはこの曲が入っていて、ブート音源を買わずにネットで手に入る今、ちゃんとしたミックスも何にもしない「Beat The Boots」シリーズの新作ってのは商品としてどうなのよ、ありがたみがないなあと思うんですが、どうしても聞きたかったので、この曲だけ買っちゃいました。P2Pで首を長くして待ってるよりはお金出してもすぐ聞きたい向きには、ダウンロード販売のほうが効率はいいんですけどね。88年物はブートでも特に不都合のない音質がおおいし。
Zappa Wiki Jawakaによれば、88年3月13日マサチューセッツ州スプリングフィールドでの録音。
弦楽パートから効果音まで軽々と再現し、しかもボーカルはアイク・ウィリスの朗々たるボーカル。いや、かっこいいですね。終盤のラジオ音声がかぶさるパートに入る前に終わっちゃうのがちょっと惜しいかな。


クリーブランドでのライブ。

こっちはマンハイム