コーヒーを飲みながら聞く音楽(2017年2月から2018年2月)
昨年の2月から1年間、「今日のコーヒーミュージック」と題して、日々のコーヒー休憩の時にどんな音楽を聴いたか、ツイッターに投稿していた。毎回欠かさずメモを取ったわけではないのだが、一年続けてみて、コーヒーを飲んでくつろいでいるときに聞く音楽の傾向がしっかり現れたので、まとめてみよう。
ジャズがおおい
もともとぼくが聞く音楽は、ジャズ、クラシック、アメリカ・イギリスのロックとソウル音楽の3つが大きな柱になっているのだが、所有レコードとなるとジャズ4割、ロック・ソウル4割、クラシックが1割で、あとはほかのジャンルになる。その中でもコーヒーを飲むときにはジャズを多く聞くようである。好きなロックはことにギターがぐわんぐわん、バスドラムがどっどっどっどどとうるさいものばかりで、くつろぐ音楽じゃないものな。
- アーティスト: チック・コリア&ゲイリー・バートン,チック・コリア,ゲイリー・バートン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/10/26
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トランペット入りのモダンジャズがおおい
リストアップしてみると、リーダーによらず、トランペットが入ったモダンジャズが多い。輝かしい音色が売りの奏者から、中音域を生かした柔らかい響きの演奏を得意にする人、変な音を出す人、色々いるがぼくはトランペットやコルネット、フリューゲルホーン、ラッパが好きなのだね。とはいえ、比較的オーソドックス、主流のスタイルの法がやはりくつろぐにはよい。集団即興で、集中しなければ旋律らしき物が聞こえてこないとか、全員が異なるリズムやテンポで演奏していて、表面的はめちゃくちゃに聞こえるというようなのは、お茶の時間に向かない。
シック・イン・ザ・サウス-ソウル・ジェスチャーズ・イン・サザン・ブルー VOL.1
- アーティスト: ウイントン・マルサリス
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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ECMレコードがおおい
とても全部を聞いて、集めるなどというのはとうてい無理な話だと悟って、完全収集はあきらめたが*1、ミュンヘンのECMは好きなレコード会社だ。「沈黙の次に美しい音」で有名な同レーベル、喫茶しながらうっとりと浸るのもいいものだ。
ブルーノートレコードが多い
ブルーノートはやはりモダンジャズのキャノンを形成したレコード会社である。全盛期に録音した音楽家は意外と幅が狭いし(おなじみの人が何枚も録音している)、好きなピアニストが少なくとも4人入るのだけど(セロニアス・モンク、ホレス・シルヴァー、アンドリュー・ヒル、そしてもちろんハービー・ハンコック)、実はブルーノートのピアノの音はあんまり好きじゃない。近すぎて、ピアノの中に住んでいる人の気分に時々なりませんか?まあ、作品が良ければ、そうはいってもほかに同じ録音はないのだから、と思うよりほかにない。
ツイッターの投稿をモーメントにもまとめた。