chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

みずいろ

パット・メセニーWatercolorsの聞き所はライル・メイズのみずみずしいピアノ(エレクトリック・ピアノやシンセではなく)とエバーハルト・ウェーバーのうねうねエレクトリックベースの妙な取り合わせにある。

美しいメロディのテーマに、輝く音色。そしてそこに加わるえぐいベースの隠し味。

メセニー・グループはピアノだけだったとしても、ありだったんじゃないか。

そういう想像は実は正式なグループ発足前に実現されていたのね。

半分同じメンバー*1ゲイリー・バートンのアルバムPassengersもあわせて聞いてみる。
バートンのアルバムは美しいメロディと、端正なアンサンブルと、ヴィブラフォンの音色そのものがあいまって、聞いているうちに気持ちよくなって寝ちゃうことが多いんだけど、ここでもウェーバーのうねうねが効いてますよ。

*1:メセニー、ウェーバー、ダン・ゴットリーブ