chilican's diary

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ソフト・マシーンのヒュー・ホッパー亡くなる

ジャズロックバンド、ソフト・マシーンのベーシスト、ヒュー・ホッパーがなくなった。享年64。白血病だったそうです。まだ若いですね。
Hugh Hopper, Composer and Bassist for Soft Machine, Dies at 64
from New York Times
カンタベリー・ミュージックの重鎮、元ソフト・マシーンのヒュー・ホッパーが死去
from CDジャーナル

ソフト・マシーンは安かったし、送料無料にしてもらうのにちょうどいいや、有名だし、なんか面白そうだぞ、と800円くらいで、『3』を買ったのだった。
なぜ3にしたかというと、価格と、後はロバート・ワイアットとエルトン・ディーンがそろってるという二択でした。

しかしこれが、安いから買っておくか、ですむ代物ではなかった。
4曲しか入ってないのに、どれも20分近くあって、しかも、なかなかほかでは聞けない、かなり突き抜けた音楽だった。
あえて言えば、マイルスのIn A Silent Way〜Big Funでまとめられる時期の音楽やザッパの60年代末〜ワズー・オーケストラあたりの音楽と近いんだけど、アンビエントなまったり感やポップさというのはあまりつよくないのだ。
キーボードのほとんどノイズ発生器のような演奏と、エルトン・ディーンらのフリーキーなホーンセクションがじわじわと展開していく。

ぼくのお気に入りはホッパー作の"Facelift"だ。
Soft Machine - Facelift Live 1970 (Part 1)

(Part 2)

これは再編バンド、ソフトマシーン・レガシーによる演奏。
再編かつ、ギターが加わるということで、70年前の切迫した感じとは別の雰囲気だけれど、ノリはよくて楽しめる。

奥のほうだが、ホッパーの姿がよく見える。