chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

今日のコーヒーミュージック(2018年2月)

 2月にお茶の時間、どんな音楽を聴いていたかリストアップしました。2月からはパソコンとCDプレイヤーをつないで聞くときもCDと変わらないWAV形式かFLAC形式で電波を飛ばすようにしました。

 2月2日
 キース・ジャレット『My Foolish Heart』。明るくスイングしてるアルバム。バップ曲のドラムは地鳴りか雷鳴か。うたものは朗らかさとロマン。「浮気はやめた」からの3曲と「涙のかわくまで」が好きです。

 

My Foolish Heart: Live at Montreux (Ocrd)

My Foolish Heart: Live at Montreux (Ocrd)

 

  2月3日
 ウェイン・ショーター『オデッセイ・オブ・イスカ』。銀河の揺らぎときらめきに包まれる音楽。 3台のドラムとヴィブラフォンが楽しい。ピアノはいない。ギターはいるがロック、ファンク的なゆがみの音を出さない。こういうところがこのアルバムを1970年の録音当時の流行とはちょっと離れたところに置いている。コントラバスが二人いるのも低音の波を広げて、脈拍を力強くしている。ここはぼくのすきなところ。

 

オデッセイ・オブ・イスカ

オデッセイ・オブ・イスカ

 

  2月4日
 パット・メセニー『Orchestrion』。自動演奏機械オーケストリオンとメセニーの共演。最初聞いたときは、やっているのはいつものパット・メセニー・グループと似ているなあ。それならバンド録音のほうがいいのにと思った。頭こちこちの「人間が演奏してないとだめだ」という思い込みだ。だがあるとき、これはスチームパンク・ジャズ!とピンときておもしろさが増した。軽やかな打楽器群の音色が楽しい。

 

Orchestrion

Orchestrion

 

  2月5日
 レイ・ブラウンの『Ray Brown/Monty Alaxander/Russell Malone』。 ピアノ、ギター、ベースの古式ゆかしいトリオ。太くてしなやかなベースとまろやかなギターがいい。こんがり焼いたバタつきパンの味わい。このアルバムはレイ・ブラウンの没後、最初に出たCDだった。それで、プロデューサーのエレーヌ・マートン選曲でテラーク録音からの選集もついてくる。

 

Ray Brown/Monty Alaxander/Russell Malone

Ray Brown/Monty Alaxander/Russell Malone

 

  2月15日
 ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』。昔はCDをあちこちに持っていて、そこでかけていました。今売っているCDもダウンロードも没テイクがおまけについてくるんだけど、これは本編の後におまけを入れては台無しなアルバムの一つだと思う。おまけを聞く前に一休みしよう。

 

ブルー・トレイン+3

ブルー・トレイン+3

 

  2月15日
 ウイントン・マルサリス『Standard Time 2: Intimacy Calling』 。くつろぎの一枚で、のんびりお茶するのにぴったり。

 

Standard Time 2: Intimacy Calling

Standard Time 2: Intimacy Calling

 

  2月28日
 デューク・エリントン 『Far East Suite』。つややかなソリストたちの演奏とアンサンブルの綾が素晴らしい。 

 

FAR EAST SUITE

FAR EAST SUITE