chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

Dave Holland Quintetのライヴアルバムがweb限定発売。

3月に新作Pathwaysが発売されるデイヴ・ホランドだが、公式サイトで(つまりホランド自身のDare2レコードで)web配信限定の蔵出しライヴ音源シリーズがスタートした。


Archive Series Vol. 1: Dave Holland Quintet '07
新シリーズ発足記念で、2月15日までの期間限定特別価格になっている。
mp3(320kbps)は1ドル(US)、FLACApple Losslessなどの可逆圧縮、高音質のパッケージは3ドルだ。

たまたま新作が出るというニュースを聞きつけて公式サイトを見に行ったのですが、これは思わぬよいものを見つけた。

第一弾は最も長く続き、人気も高かったホランドクインテットによる2007年のツアーから4曲をセレクトしたもの。

  • Dave Holland (bass),
  • Robin Eubanks (trombone),
  • Steve Nelson (vibes),
  • Chris Potter (saxophones),
  • Nate Smith (drums)

このクインテットによるライヴといえば、ECMから2枚組で出たExtended Playが真っ先に思い浮かぶ。ぼくはそもそもそれしかこの五重奏団の作品を持っていないのであるが、この蔵出し盤も基本的にはECM盤とよく似た世界が繰り広げられている。コードレスの編成のためにホランドのくっきりとしたベースがさらに存在感を増し、ベースが生み出す執拗でノリのいいオスティナートの上でヴァイヴがはね、2管が怪しく踊るサウンドはいつ聞いても気持ちがいい。たまりません。

2002年のニューポート・ジャズフェスティバルにおける"Free For All"