chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

坂本龍一 / glacier

坂本龍一の新しいアルバムout of noise で一番気に入ったのは、水の音の上で弦楽器やトロンボーンがゆっくりと花開いて行く"glacier"だ。

ピアノ曲に比べればずっと静かで冷たく聞こえるのだけれど、エレクトロニクスやフィールドレコーディングと楽器が絡む類の音楽の中では、豊饒で温度も高めなように思う。すくなくともECMとかフリー・インプロヴィゼーションにしばしばある辛口のものと比べると。テクノや、エレクトロニカ(とくにmegoレーベルとか、ジム・オルーク佐々木敦関連は、一つか二つ聴いて満足してしまった。オルークの『アイム・ハッピー』とローレン・コナーズ&デイヴィッド・グラブスのアルバムで十分だ)はあまり聴かず、電子音楽でははっきりとメジャーな世界のヒップホップ、R&Bか、ECM系ヨーロッパのものしかある程度フォローしていないから、どうしてもそういったものとの比較になる。

そこで、坂本龍一 "glacier"とあわせて聴きたいもの(正確には「きいてるもの」)

うーん。
あまりほかの人をそそるプレイリストではないかなあ。