chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

Rokia Traoré / Zen

ロキア・トラオレの『チャマンチェ』に入っている、"Zen"という曲がかっこいい。

生の(rawってことね)エレキギターとパラフォンとシェイカーとバスドラのポリリズムに乗って、ささやくような歌がくるんくるんうずまくんですけどね。絶叫調にならずじりじりと高まって行くようなのがすきなのです。ギターと歌声の絡みの艶っぽさということでは、ジェフ・バックリィとかにも通じるところがある。リチャード・ボナもこういう穏やかな曲をやっているときが一番かっこいいと思う。インストのモーダル/コーダルなジャズ、フュージョン、ブラジル音楽までいろいろやる人ですが、あんまりベースを弾いていないしまったくジャズではない『ボナ・トト・ロクア』が一番飽きずに聴けるんだ。フェラ・クティにしても、本人の演奏よりカバーを集めたアルバムのほうがよかったりするんだよねえ。レコード一枚分丸まる元気よすぎてもついていけなかったりして。


Rokia Traoré / Zen
ジュールズ・ホランドのテレビショーの映像。
音も映像も非常にハイクオリティです。ライヴだからかなり熱いのだけど、アルバムの演奏はもっと抑えたところから、こんな感じまで盛り上がって行く。