chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

リッチー・バイラークのmp3限定アルバム?


Richie Beirach / Crossing Over (2008, Niveau Records)
ドイツのレコード会社から、リッチー・バイラークのソロピアアルバムが出てます。
配信サイトにしか情報がないので、おそらく現時点ではCDでは出ていないと思われる。日本ではiTunes Storeの取り扱い。レコード会社のサイトはここ

  1. Andantino - Children Song No. 1
  2. Variation No. 1 - Sun
  3. Variation No. 2 - Moon
  4. Variation No. 3 - Stars
  5. Variation No. 4 - Windows
  6. Variation No. 5 - Beach
  7. Variation No. 6 - Lake
  8. Variation No. 7 - Evening
  9. Variation No. 8 - Good Night
  10. I Got Rhythm
  11. Invention - Children Song
  12. Autumn Leaves
  13. Crossing Over
  14. What Is This Thing Called Love
  15. Among the Living
  16. Reflections In D.
  17. Vadanna

変奏曲になっている自作曲と、スタンダードからなるソロピアノ曲集。
"I Got Rhythm"はガーシュウィンの、"Reflections In D."はエリントンの曲。「枯葉」と"What Is This Thing Called Love"もおなじみの曲だ。確証はないが、あとは自作だと思う。
ぼくはECMでのバイラークしか知らないのだけれども、ECMでやっていた自作曲と同じように、薄暗くて現代音楽的要素を含んだ美しい旋律の曲です。ピアノのタッチもECM時代から基本的には変わっていないんでしょうか、透明で硬質なんだけど、内にこもる演奏。
その手のピアノ曲好きには楽しめると思います。

日本語でも英語でも、ジャズニュース・批評サイト、あるいはバイラークファンのブログにもフォーラムにも情報がない。発売は去年末で、もう半年たっているから、リリース情報が埋もれているだけで紹介はあった可能性も捨てきれないけども、ひょっとしてあまり聞かれていないんじゃないだろうか。