chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

音楽配信利用のコツをつかんだ?

基本的にはブルーノートとかECMとかは知らないミュージシャンのアルバムでもパッケージで買うことにしていたのだが*1、その禁を破って、手持ちのCDに入ってない別テイクとか未発表演奏をいくつか配信で買った。だって、同じCD二枚も三枚もあるってのはなあ。日本盤紙ジャケのRVGリマスター買っちゃったから(ジャズのCDを買いだしたのが、ちょうどその再発が盛んな時期であった)今更おんなじマスターを買うのもちょっとねえ。

EMIは配信に力を入れているのか、iTSだとPlusで販売しているものが多いのもうれしい。

別テイクはわざわざボーナスにしなくても。むしろオリジナルフォーマットじゃないから、罰テイクだ。
という意見には一定の説得力があるのだけれど*2、好きで何度も聴いてる曲だと、それなりに面白いものもあるんだよね。
こういうとき、いっぺんに聞かずに済むのも、曲単位の配信に向いてるのかもしれない。

前述の誓いを破って買ったのは、ブルーノートのハンコックとショータ―の一部のアルバムなんだけど、ハンコックなんか、テーマ部からいろんなパターンを試していたりする。ブルーノート時代からハンコックは単なるソロイストでも作曲家でもなく、すべてひっくるめてハンコックの音楽を作っていたのだなあ、と改めて感動した。もともと好きなアルバムだったんだけど、Speak Like A Childの別テイクがこんなに「聞ける」とは思ってなかったよ。

*1:ECMの場合はまだないが(たぶん)、ブルーノートの場合、CDは品切れで配信しかないものがちらほらある。そういうのは配信で買った。

*2:ブルーノート/キャピトルから再発されてるチック・コリアNow He Sings, Now He Sobsやエリントンのマネージャングルは事実上2in1のようなものだ。Now He Singsは再発時期によって曲順さえ違う。ぼくがもってるのは、オリジナルの後に8曲もボーナスが加わっているもの。