chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

スピード狂

メタル熱はスレイヤーのReign in Bloodまで行き着いた。
今から思えば、このアルバムは音自体はそんなに汚くないのですが(ボーカルは怒号のようですが)、とにかく複雑なリズムチェンジと、やたらと速いところはいまだに古びていない。BPM=240くらいじゃなかったかなあ。それを上回って速いのは、ぼくの手元にあるのでは、ジョン・ゾーンの「スパイVSスパイ」とネイキッドシティくらいじゃないかな。タモリ倶楽部トリビアの泉ギネスブックなんかで有名なナパームデスとかは昔持っていたのだけど、もう手元にない。
ジョン・ゾーンハードコア・パンクジャズ方面の作品は、ヘヴィメタル方面のミュージシャンを凌駕するほどの超絶技巧で、さまざまなジャンルをとっかえひっかえやってしまうために、冗談音楽にしか聞こえないのがすばらしい。