chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

こいつぁ春から

あけました。
( `・ω・´)ノ
今年も読んでいただけるとうれしいです。

NHK教育の「こいつぁ春から〜大歌舞伎・初春のにぎわい」をみました。
毎年見ているんですが、今年は歌舞伎座ゆかりの過去の名場面+尾上菊五郎他による「船弁慶」でした。

番組詳細

楽しかったのですが、東京・歌舞伎座の改築はなんだか納得が行かない(読売のニュース)。たぶん耐震性などの問題もあるからなんでしょうが、オフィスビルと劇場が一緒になるのかあ……。松竹のオフィスらしいので、利便性の問題もあるのかな。……うーん。

毎年1月2日は親戚が集まるのですが(大体近くに住んでるから、普段から行き来はしている)、そのため、気になっていたNHK-FM坂本龍一の番組は聞けなかった。ジャズ講義だったのに、残念。

地下生活者さんが感想と番組のあらましを書いていらっしゃるのだが、ラジオでセシル・テイラーがかかるのは、わりと珍しいのではないだろうか。
かかったのは「トランス」だから、カフェ・モンマルトルのライヴだと思う。
セシル・テイラーに関して言えば、初期作品は別として、ソロピアノの方がずっと聞きやすい。バルトーク以降のピアノ作品と、エリントン、モンクの流れが合わさったような音楽だから。モンマルトルのライヴはサニー・マレーが太鼓を叩いてなかったかなあ。セシル・テイラーとの組み合わせで言うと、アンドリュー・シリルが一番あってるドラマーだと思うんだけど、誰にせよ、ドラマーが加わると、恐ろしく複雑になるんだよね。全員がばらばらに動くアンサンブル。同じ編成でも、山下洋輔トリオはノリやすいんだけど。よくラジオでかけたな。

ロピアノにおける、現代音楽成分の含有率で言うと、チック・コリアキース・ジャレットもテイラーと変わらないんだけどねえ。ピアノのタッチの研ぎ澄まされた美しさと言う意味でも、それぞれのソロピアノはファン層がある程度重なりそうなものだ。でも、テイラーはマニアックな存在のままですねえ。