chilican's diary

読んだ本や聞いた音楽の話をします。

エグベルト・ジスモンチ@芸術劇場(2)

昨日の番組は録画したのでした。
いや、家族が『ハウルの動く城』を見てたので……。

で、今朝はまず、ギタリスト・鈴木大介による解説&エグベルト・ジスモンチのリハーサル、インタビュー、そしてコンサート本編は4曲目の「思い出とファド」までみました。

仕事があるので全部一度には見れないのである(´・ω・`)

東京フィルとのリハーサル風景はちょっとだけだけど、ジスモンチのギター・テクニックがしっかり見れるものでした。
ボディを使ってのパーカッションと、左手でのタッピングによる、一人アンサンブルが!
CDではおなじみなんだけど、動いてるのを見ると、やっぱり違うねー。

これまでに見た、

  1. ストラーヴァ・ノ・セルタゥン
  2. 7つの指輪
  3. ア・ファーラ・ダ・パイション
  4. 思い出とファド

この4曲の中で音源を持ってるのは「思い出とファド」(『Dança dos Escravos』収録)だけで、しかもCDではソロ・ギターによる演奏だったのが、今回はオーケストラ+ピアノに編曲されていました。情緒的なメロディが管楽器のさまざまな色合いに置き換えられるさま!たまらないものがあります。

「ストラーヴァ・ノ・セルタゥン」はストラヴィンスキーがブラジルに住んでいたら……という曲。三大バレエ曲をイメージさせる旋律がブラジルの「溶ける」リズムに乗っている。ん、確かにストラヴィンスキーだ、とは思ったのですが、まあ一度聞いての印象なので、たとえばフランク・ザッパの『アブソリュートリー・フリー』での引用がわかるみたいに、どこがどう、というのはよくわかってない(苦笑)。
そうそう、ザッパといえば、"Igor's Boogie"という「ストラヴィンスキーもの」の木管アンサンブル曲を書いていますが、ジスモンチの方は、ザッパほどコミカルな曲ではありません。

つづく。