7月の13日に札幌の円山動物園に行ってきた。今年はアジアゾウがやってきたのが大きな話題になっている。 入口近くにあるキリンのトピアリー 干し草を食べているメスのアジアゾウ メスとは別の部屋にいるオスのアジアゾウ。象牙が立派です。このあと屋内に入…
北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(2019, 書肆侃侃房)を読みました。 お砂糖とスパイスと爆発的な何か?不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門 作者: 北村紗衣, 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 …
Miroslav Vitous Group w/ Michel Portal / Remembering Weather Report (2009, ECM 2073) Miroslav Vitous Group w/ Michel Portal / Remembering Weather Report (2009, ECM 2073) Variations On W. Shorter Variations On Lonely Woman Semina Surfing Wi…
Dave Hollandの新譜Pathwaysがでた。 ホランドのリーダー作を全部聞いたわけではないのだけれど、きわめて充実していたクリス・ポッター入りのクインテットに、トランペットとサックス二人が加わった新八重奏団によるアルバムだ。 Dave Holland: bass Antoni…
はてなダイアリーが終わってしまうので、ブログへの移行が公式に推奨されていますが、混雑していて自動でできないようです。過去記事の中で残しておきたいものを手動でブログに移します。 まずは2010年に聞いた音楽の中で当時印象に残ったものについての記事…
4月末からパソコンの故障が続いています。ブログの更新はしばらくお休みにします。 4月の末にパソコンの光学ドライブが動かなくなって、NECにメーカー修理を依頼したところ、Windowsが起動しないためハードディスクを交換しますと言われて、5月の上旬にもど…
旅行とパソコンの不調で先延ばしになっていたのですが、3月はこんな音楽を聴きました。 gisbranco flor de abril たいていのお店にはポイントカードがある。頻繁にいくお店でないと、つかわないままほったらかしになったりしますね。旅行の準備をしていたら…
住んでいる街には、いまどき珍しく大きな併設型書店・CD店があるので、普段の買い物や国内盤のCD、DVDはそこでじゅうぶんなんだけど、今回の札幌旅行でも、結局タワーレコードなどをのぞきにいってしまった。かつては2フロアあったのが、ひとつの階だけに、…
用事があり、札幌を訪れた。6年ぶりくらいになる。遊ぶ日を一日取っておいて、動物園でホッキョクグマ館を見て、小樽にも行くつもりだったが、その日はあいにくの雨で、結局市内のお店巡りをすることに。思うようには行かないね。 そもそも、旅の初めからし…
北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 近世の観劇と読書』(2018, 白水社)を読みました。 シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち - 白水社 シェイクスピアがイギリス文学の正典の地位を確立してゆく過程を、16世紀末から18世紀半ばの時期に、舞台の…
映画『草原の実験』(アレクサンドル・コット監督、2015、ロシア)を見ました。 『草原の実験』予告編 人里から離れた草原にぽつんと立つ一軒家で、少女(エレーナ・アン)は父親と暮らしている。毎日出かける父を見送り、少女は一人まだ見ぬ遠い世界に思い…
『頭山』などで知られるアニメーション作家、絵本作家の山村浩二さんの絵がよくて、『森の舞台うら』(松浦陽次郎・文、山村浩二・絵、『たくさんのふしぎ』 2018年4月号、福音館書店)を読みました。 松浦 陽次郎 文 / 山村 浩二 絵『 森の舞台うら (たく…
2月にお茶の時間、どんな音楽を聴いていたかリストアップしました。2月からはパソコンとCDプレイヤーをつないで聞くときもCDと変わらないWAV形式かFLAC形式で電波を飛ばすようにしました。 2月2日 キース・ジャレット『My Foolish Heart』。明るくスイングし…
ターニャ・ウスヴァイスカヤ『ノルシュテイン氏の優雅な生活』(2003、ふゅーじょんぷろだくと)(出版社のサイト)を読みました。ユーリー・ノルシュテインの弟子による、ノルシュテインの日常を描いた画文集です。 ノルシュテイン氏の優雅な生活 (ラピュタ…
カメルーン出身でカリフォルニアを拠点に活動しているR&Bのシンガー・ソングライター、アンディ・アローは、2011年からプリンスと活動を共にし、2012年までの「Welcome 2」ツアーに参加、その後も録音や共作の発表は2016年プリンスが亡くなるまで断続的に続…
吉田隆一&酉島伝法『響生体』(2017, Velvetsun / SONOCA)を聞きました。 velvetsun.theshop.jp 吉田隆一(Baritone Saxophone) 酉島伝法(イラスト、設定、言葉) バリトンサックスの無伴奏ソロ曲集だ。多重録音もあるが、バリトンサックス以外の楽器は一…
マライ・メントライン「ケバブ」を読みました。 児童文学誌「飛ぶ教室」の第52号、『飛ぶ教室 特集 「飛ぶ教室」的世界一周旅行!』(2018、光村図書)に収録されている短編小説です。 家出してから三年、フェーリクス少年はベルリンのケバブ屋で住み込みで…
ソニーから、昨年発売のピンク・フロイドの紙ジャケットCDを収納できるスペシャル・ボックスが届いた。全15タイトル購入者向け特典です。アルバムのアートワークがびっしり入っていて、ピンク・フロイドでできた壁のようである。 ピンク・フロイド スペシャ…
昨年の2月から1年間、「今日のコーヒーミュージック」と題して、日々のコーヒー休憩の時にどんな音楽を聴いたか、ツイッターに投稿していた。毎回欠かさずメモを取ったわけではないのだが、一年続けてみて、コーヒーを飲んでくつろいでいるときに聞く音楽の…
高橋ブランカ『クリミア発女性専用寝台列車(プラツ・カルト)』(2017、未知谷)を読みました。高橋の高の字は「はしごだか」だけれど、ぼくの環境ではうまく表示されたり文字化けしたりしてしまうので、広く使われている漢字で書きます。 www.michitani.com…
ロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインの画集『ユーリー・ノルシュテインの仕事』(2003, ふゅーじょんぷろだくと)を読んだ。 『ユーリー・ノルシュテインの仕事』。「きりのなかのはりねずみ」のはりねずみくん、こぐまくんとともに。 画…
山田あずさとパール・アレキサンダーのデュオ・ライヴアルバム『皐月 2017』を聴きました。 山田あずさ&パール・アレキサンダー『皐月 2017』 山田あずさ(Marimba) Pearl Alexander(Contrabass) Recorded live May 7th, 2017, at 喫茶茶会記(東京) 音…
蓮見令麻 / Utazata (2015, Ruweh Records)の感想です。 Rema Hasumi "Utazata" Rema Hasumi(p, vo) Todd Neufeld(g) Thomas Morgan(b) Billy Mintz(ds) Ben Gerstein(tb) Sergio Krakowski(pandeiro, adufo, karimba) 福岡県出身でニューヨーク在住の音楽…
ハンガリーのサックス奏者アコシュ・セレヴェニを初めて聞いた。JOEさんのブログを読んで、興味がわいたのだ。 outwardbound.hatenablog.com Akosh S. Unit kalóz 1 (2002, bandcamp) kalóz 1 by Akosh S. Unit Ákos Szelevényi (ts, ss, bcl, fl, tárogat…
イスラエルのトランぺッター、アヴィシャイ・コーエンのCross My Palm With Silver(2017, ECM)の感想です。 CROSS MY PALM WITH SIL アーティスト: AVISH COHEN QUARTET 出版社/メーカー: ECM 発売日: 2017/05/05 メディア: CD この商品を含むブログを見る…
先日の『ミトン』に引き続いて、ロマン・カチャーノフ監督の人形アニメーション『こねこのミーシャ』(1963、ソ連)の感想です。 chilican.hatenablog.com 黒い子猫(日本語版ではミーシャと名付けられた)は都会の古い木造住宅に住んでいたが、ある日突然お…
フランク・ザッパのアルバム Meat Light: The Uncle Meat Project/Object Audio Documentary(2016, Zappa Records / UMe)の感想です。 Frank Zappa Meat Light: the Un アーティスト: Frank Zappa 出版社/メーカー: Zappa Records 発売日: 2016/11/04 メデ…
あけましておめでとうございます。 2018年になりました。去年は腰を据えてパソコンに向かうことがさっぱりできず、ブログの記事は大みそかに滑り込みで3つ一度に書き上げるのがやっとでした。ブログはツイッターでつぶやいた映画や音楽の感想のまとめになる…
今年は映画館に足を運ぶことができず、映画はすべて自宅でDVDかネット動画で見た。 さて、2017年に見た映画で一番良かったのは、この1枚です! ユーリー・ノルシュテイン作品集 2K修復版 (Cinefil、2017) ディスクのレーベル、シネフィルのサイトhttp://www.…
2017年はぼくにとって苦難の年だった。家族の病気と死と、ぼく自身の病気が立て続けに起きた。音楽と文学はぼくにとってつらい状況で何とかよろよろ生きていくための支えであった。普段よりもたくさん購入する中で、珍しく新発表されたものにも多く触れるこ…